まとまらない

アニメ「巨人の星」を見ながら、原作者の梶原一騎について調べてみたら、こんな記事を見つけた。

白暁燕誘拐殺害事件の真実とは【被害者は梶原一騎の娘】 - NAVER まとめ

梶原一騎の娘(当時17歳)が誘拐され、暴行の末に殺害されたという事件なのだが、、

あまりにも酷すぎて吐き気がした。

 肋骨の殆どは折られ両手両足の爪をすべて剥がされ歯も上下殆ど抜かれた。髪はむしられまばらになり、両耳は爆竹を詰められ爆破、子宮内に釘を48本入れられた後、肛門と膣に鉄パイプを突き刺され直腸破裂、膣腔裂傷。最後は眼球をくりぬかれ、ワイヤーで首を絞められ絶命。
検死官曰く「こんなに凄惨な遺体を見たことがない」と衝撃を受けるほどだった。

 

 

今、ある事件の死刑囚の獄中記を読んでいる。(この事件とは別)

6人を殺し、2億円近く騙し取っていた女の半生を描いた私小説だ。

読み進めていくと少しずつ彼女と私の共通点が見えてくる。

共通点といっても、

・幼少期、朝起きるために父が毎日クラシックをかけてくれていた

・食べることが好きで、ぽっちゃり系

・小学校で身長が伸びなくなった

・図書館が好き   ect

といった些細なものだ。

しかし自分との共通点もしくは自分の友人との共通点を見つければ見つけるほど、

「この人、やったことは酷いけど根はそんなに悪くない、普通の人なんじゃないか」と思えてくる。

 

私は、性善説を信じたい。

いろんな人がいるけど、いろんなことがあるけど、基本はみんな優しい。

ただ価値観や状況、気質が違うだけ。

そう思っていた。

けれど今は、その気持ちが揺れている。

 

他にも残虐な事件はたくさんあるけど、どうしてこの事件がこんなにショックだったのか考えてみた。

・遺体の説明が詳細

・国際的問題のように犯行動機の背景を詳しく説明されていない

・人間が人間に対してしたとは思えない、残虐さ

・(親日の)台湾で「日系人だから」という理由でターゲットにされたみたい

 

 

文章にしたら少しは気持ちの整理がつくかと思ったけど、全然ダメだった。。

人ってなんなんだろう?